技術英語の教材の選び方|インフラエンジニアが目的別に選ぶ「動画講座・本・単語帳」
技術英語を勉強しようと思っても、TOEICの教材、英会話アプリ、IT英語の本など選択肢が多く、何から手をつければいいか迷う人は多いと思います。
この記事では、インフラエンジニアが技術英語の教材を選ぶときの考え方を、目的別・形式別に整理します。なお、記事の後半で紹介する教材は、いずれも株式会社iT(InfraNavi運営会社)が制作したものです。
最初に決めるのは「読む・書く・単語」のどれを伸ばすか

教材選びで失敗しやすいのは、目的を決めないまま「評判のよい教材」を選ぶことです。インフラエンジニアの場合、目的はおおむね次の3つに分かれます。
- 読む:エラーメッセージ、ログ、公式ドキュメント、ベンダーの回答を正しく読みたい
- 書く・伝える:ベンダーへの問い合わせ、障害報告、引き継ぎを英語で書きたい
- 単語:ログやドキュメントに出てくる単語で手が止まる
英語に苦手意識がある場合は、まず「読む」から始めるのがおすすめです。書くときも、正しく読めることが前提になるからです。
教材の形式ごとの向き不向き
| 形式 | 向いていること | 注意点 |
|---|---|---|
| 動画講座 | 順番どおりに進められる。説明を聞きながら理解できる。確認テストで定着を確かめられる | あとから特定の箇所を引き直すのは本より手間 |
| 本 | 手元で何度も引き直せる。演習量を確保しやすい | 一人で読み進めると、途中で止まりやすい |
| 単語帳 | すきま時間に進められる | 文の読み方(文法・構文)は身につかない |
英語が苦手な人ほど、最初は動画講座で順番どおりに進め、本と単語帳で補う組み合わせが続けやすくなります。
目的別のおすすめ
英語が苦手で、何から始めればいいか分からない
Udemy講座『インフラ・ネットワークエンジニアのための技術英語【読む編】』 から始めてください。中学英文法の学び直しから、英文の骨組み、条件・否定・義務の読み分け、技術ドキュメント、エラーメッセージとログまでを、5章・26レクチャー(約2時間半)で順番に練習します。各レクチャーに確認テストがあります。
最初の1つに選ぶなら
▶ Udemyで講座の内容を見る動画で学んだ内容を、手元で復習・演習したい
『インフラ・ネットワークエンジニアのための技術英語入門〈読む編〉』 が向いています。英文法の基礎からエラーメッセージ・ログ・技術ドキュメントまでを扱い、演習・診断82問に解答・解説がついています。
手元で引き直せる1冊
▶ Amazonで〈読む編〉を見る問い合わせや障害報告を英語で書く必要がある
『インフラ・ネットワークエンジニアのための技術英語入門〈書く・伝える編〉』 を使ってください。問い合わせは5つの要素、障害報告は段階ごとに、何を書くかを「型」で整理しています。テンプレート10種と演習・診断77問つきです。
英語で書く・伝える場面があるなら
▶ Amazonで〈書く・伝える編〉を見るログの単語で手が止まる
『ログメッセージで覚える インフラエンジニアの英単語500』 が向いています。Cisco IOS・Linux・AWS・Azureのログ例文から、現場のログに出る単語を覚えられます。
ログの単語を例文で覚えるなら
▶ Amazonで『英単語500』を見る組み合わせ例:3か月で「読む力」を固める

- 1か月目:Udemy講座を1日1レクチャーずつ進める(第1章〜第3章)。確認テストで間違えた箇所に印をつける
- 2か月目:講座の第4章・第5章を進め、〈読む編〉の演習で間違えた箇所を復習する。すきま時間に英単語500
- 3か月目:実際の業務で出会ったエラーメッセージやドキュメントを、骨組み・条件・否定に分けて読んでみる。書く必要があれば〈書く・伝える編〉へ
よくある質問
TOEICの勉強と並行してもいいですか?
問題ありません。ただしTOEICのスコア対策と技術英語の読み方は、練習する内容が違います。業務で英語を読む機会が多いなら、技術英語を先に固めると仕事にすぐ使えます。
AI翻訳があれば、英語を読む力はいらないのでは?
翻訳を使うこと自体は問題ありません。ただし、訳文の自然さに引っ張られて否定や条件のかかる範囲を取り違えることがあります。訳文が合っているかを確かめるためにも、原文を読む力が必要です。
英語がまったくできなくても大丈夫ですか?
Udemy講座と〈読む編〉は、中学英文法の学び直しから始めています。文法用語には日常の言葉での説明を添えているので、英語に苦手意識がある人でも進められます。
まとめ
- 教材を選ぶ前に「読む・書く・単語」のどれを伸ばすかを決める
- 英語が苦手なら、動画講座で順番どおりに進め、本と単語帳で補う
- 書く力も、正しく読めることが前提になる
まずは「読む」から始める
▶ Udemy講座『技術英語【読む編】』を見る
