#4CCNP合格者が解説! 【CCNP ENARSI】対策問題集 - InfraNavi

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#4CCNP合格者が解説! 【CCNP ENARSI】対策問題集

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お世話になっております。InfraNaviです。

この記事では、CCNP ENCORの本番試験の出題に近い問題を出題・解説しております。

CCNP ENCORの合格を目指す方は是非ご覧ください。

▼動画で見たい方は以下をご視聴下さいませ

Question16

設問

Q16.エンジニアがDMVPN(Dynamic Multipoint VPN)をスポークルータ上で設定しました。以下の出力を参照してください。このDMVPNネットワーク内の別のスポークルータのWAN IPアドレスはどれですか?

•A. 10.20.30.2

•B. 172.16.1.1

•C. 10.20.40.3

•D. 172.16.1.3

正解

✅ C. 10.20.40.3

正解の解説

•DMVPNでは、NBMA(Non-Broadcast Multi-Access)アドレスがスポークルータのWAN側(物理インターフェース)のIPアドレスを指します。
一方、トンネルアドレスはDMVPNトンネル内の論理アドレスです。

•出力を見ると、NBMAアドレスとして 10.20.30.2 と 10.20.40.3 の2つがあります。
10.20.30.2 はHUBルータ(172.16.1.1)に対応している可能性が高く、スポークルータではありません。
10.20.40.3 はトンネルアドレス 172.16.1.3 に対応しており、別のスポークルータである可能性が高いです。

•Attrib(属性フィールド)の意味
S(Static) → 静的NHRPマッピング(通常、HUBルータ)
D(Dynamic) → 動的NHRPマッピング
(通常、スポークルータ同士のダイレクトトンネル)

その他の選択肢の解説

A. 10.20.30.2
このIPアドレスはHUBルータ(または別のルータ)のWAN IPの可能性があり、スポークルータのWAN IPではありません。

B. 172.16.1.1
これはHUBルータのトンネルアドレスであり、WAN IPアドレスではありません。

D. 172.16.1.3
これは別のスポークルータのトンネルIPアドレスであり、WAN IPアドレスではありません。

Question17

設問

Q17.エンジニアは、R1とR2をGigabitEthernet0/0で接続しました。しかし、R2からR1へのpingが失敗しています。以下の出力は、インターフェイスの状態遷移を示しています。
この問題を解決するには、どのアクションを実行する必要がありますか?

•A. R1とR2のGigabitEthernet0/0 に正しいIPアドレスを設定する

•B. R1のGigabitEthernet0/0 のシャットダウン設定を解除する

•C. R2でデフォルトゲートウェイを適切に設定する

•D. R1とR2で適切なルーティングプロトコルを有効にする

正解

✅ A. R1とR2のGigabitEthernet0/0 に正しいIPアドレスを設定する

正解の解説

R1とR2がGigabitEthernet0/0で接続されているが、R2からR1へのpingが失敗している状況です。
ログを確認すると、物理的なインターフェイスの状態はUPになっていますが、IPアドレスが未設定のため通信できないことが分かります。

その他の選択肢の解説

B. R1GigabitEthernet0/0 のシャットダウン設定を解除する
ログを見ると、インターフェイスは「DOWN」から「UP」に変化しているため、すでにシャットダウンは解除されている。問題の原因ではない。

C. R2でデフォルトゲートウェイを適切に設定する
R1とR2は直接接続されているため、デフォルトゲートウェイの設定は不要。直接接続されたIPアドレス同士で通信できる必要がある。

D. R1R2で適切なルーティングプロトコルを有効にする
この問題では、R1R2は直接接続されているため、ルーティングプロトコルの設定は必要ない。直接接続されたネットワークのIPアドレスが正しく設定されていれば通信できる。

Question18

設問

Q18.ある企業のIT部門は、部門ごとに異なるDHCPプールを設定しています。しかし、管理部門のサーバーが3ヶ月ごとに異なるIPアドレスを取得してしまい、特定のサービスへのアクセスに影響が出ているという問題が発生しています。この問題を解決するには、どの2つのアクションを実行する必要がありますか?(2つ選択)

•A. 管理部門のサーバーに静的IPアドレスを手動で設定する

•B. DHCPプールに予約IPアドレスを設定する

•C. DHCPのリース期間を180日に延長する

•D. DHCPプールを拡張して、利用可能なIPアドレスを増やす

•E. DHCPのリース期間を短縮して、サーバーがより頻繁にIPアドレスを更新するようにする

正解

✅A. 管理部門のサーバーに静的IPアドレスを手動で設定する
✅B. DHCPプールに予約IPアドレスを設定する

正解の解説

管理部門のサーバーが3ヶ月(90日)ごとに新しいIPアドレスを取得してしまう原因は、DHCPのリース期間(lease 90)が切れるたびに新しいIPが割り当てられることです。
これにより、サーバーのIPアドレスが変化し、IPベースのアクセス制御や特定のアプリケーションへの接続に影響が出る可能性があります。

A. 管理部門のサーバーに静的IPアドレスを手動で設定する
サーバーには固定IPアドレスを手動で設定するのが最もシンプルな解決策です。

B. DHCPプールに予約IPアドレスを設定する
DHCPサーバー側で、サーバーのMACアドレスに特定のIPアドレスを予約することで、サーバーが常に同じIPアドレスを取得できるようにする。

その他の選択肢の解説

C. DHCPのリース期間を180日に延長する
→ 3ヶ月ごとではなく6ヶ月ごとにIPが変わるだけで、根本的な解決にはならない。

D. DHCPプールを拡張して、利用可能なIPアドレスを増やす
 この問題はIPアドレスの不足ではなく、リース期間による変更が原因。プールサイズの変更は解決策にならない。

E. DHCPリース期間を短縮して、サーバーがより頻繁にIPアドレスを更新するようにする
 IPアドレスの変更頻度が増え、さらに不安定になるため、問題を悪化させるだけ。

Question19

設問

Q19. MPLSネットワークにおいて、トラフィックエンジニアリング(TE)をサポートするために使用されるプロトコルはどれですか?

•A. EIGRP

•B. LDP(Label Distribution Protocol)

•C. RSVP-TE

•D. BGP(Border Gateway Protocol)

正解

C. RSVP-TE

正解の解説

MPLSのトラフィックエンジニアリング(MPLS-TE)では、トラフィックの最適な経路制御を実現するために、LSP(ラベルスイッチパス)を動的に確立するプロトコルが必要 です。これを実現するのが RSVP-TEResource Reservation Protocol – Traffic Engineering です。

明示的ルーティング(Explicit Path)をサポートし、OSPFやIS-ISの単純な最短経路ルーティングを補完する。

帯域幅の予約を行い、ネットワークの輻輳を防ぐことができる。MPLS-TEトンネルを作成する際に中心的な役割を果たす。

その他の選択肢の解説

A. EIGRP
EIGRPEnhanced Interior Gateway Routing Protocol は、Cisco独自のルーティングプロトコルであり、MPLSのトラフィックエンジニアリングには直接関与しません。

B. LDPLabel Distribution Protocol
LDPMPLSラベルを配布するためのプロトコルであり、トラフィックエンジニアリングには対応していない。LDPは通常、ベストエフォート型のMPLSネットワークで使用される。

D. BGPBorder Gateway Protocol
 BGPMPLS VPNと組み合わせることがあるが、MPLS-TEには関与しない。WANルーティングやインターネット接続において重要な役割を果たすが、MPLSのトラフィックエンジニアリングには使用されない。

Question20

設問

Q20.あるネットワーク管理者は、SNMPを使用してR1の監視を行っています。しかし、監視システムでは部分的な情報しか取得できず、完全なデータが収集できていません。以下の設定を確認したところ、SNMPパケットの制御が影響している可能性があります。この問題を解決するには、どのアクションを実行する必要がありますか?

•A. SNMPトラフィックの帯域制限(policing)の値を増やす

•B. SNMPの監視ポートをTCPに変更し、UDPの使用を停止する

•C. SNMPのアクセスリストをすべてのUDP通信を許可するように変更する

•D. SNMPクエリの頻度を減らし、リクエストの負荷を軽減する

正解

A. SNMPトラフィックの帯域制限(policing)の値を増やす

正解の解説

この問題は、Control Plane PolicingCoPP)によってSNMPトラフィックの帯域幅が厳しく制限されているため、監視デバイスが完全な情報を取得できていない ことが原因です。

ログを見ると、SNMPトラフィックの帯域制限(CIR: 8000 bps)が設定されており、5分間のSNMP通信量が9000 bpsに達している

8000 bpsを超えた分のパケットがドロップされているため、一部のSNMPデータが失われている

帯域制限(policing)の値を増やすことで、より多くのSNMPパケットが許可され、監視システムが完全な情報を取得できるようになる。

その他の選択肢の解説

B. SNMPの監視ポートをTCPに変更し、UDPの使用を停止する❌
SNMPはUDPベースのプロトコルであり、通常TCPは使用しない。UDPで動作することが標準仕様であるため、TCPに変更しても問題は解決しない。

C. SNMPのアクセスリストをすべてのUDP通信を許可するように変更する❌
現在のACLは permit udp any any eq snmp となっており、すでにSNMPトラフィックを許可 している。問題の根本原因は帯域制限(policing)であり、ACLは関係ない。

D. SNMPクエリの頻度を減らし、リクエストの負荷を軽減する❌
クエリ頻度を減らすと、負荷は軽減されるが、監視デバイスの要件を満たせなくなる可能性がある。SNMPトラフィックの帯域幅を増やす方が、より適切な解決策である。

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本日もお読み頂き、ありがとうございました!

この記事の著者

飯塚 寛也

株式会社iT 代表取締役。ITエンジニアとして現場リーダーを務めた後、ITスクール事業を立ち上げ、事業成長と共に上場企業へ転籍及びM&A。
延べ1000名以上のIT資格取得者を輩出。転職支援成功者800名超。「全てのエンジニアに成長機会を。」という企業理念の元、エンジニアが成長する為の情報発信を行っている。
保有資格:ネットワークスペシャリスト、CCNP Enterprise、その他

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