#3 CCNP合格者が解説! 【CCNP ENCOR】対策問題集 - InfraNavi

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#3 CCNP合格者が解説! 【CCNP ENCOR】対策問題集

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お世話になっております。InfraNaviです。

この記事では、CCNP ENCORの本番試験の出題に近い問題を出題・解説しております。

CCNP ENCORの合格を目指す方は是非ご覧ください。

▼動画で見たい方は以下をご視聴下さいませ

Question11

設問

Q11.あるネットワークエンジニアが、VLAN 110、120、130 を対象にERSPANセッションを設定しています。トランクポートとセッション構成の設定は完了したように見えますが、リモート側にパケットが届きません。この構成を正常に動作させるには、どのコマンドを追加すべきですか?

•A. Device(config-mon-erspan-src-dst)# mtu 1500

•B. Device(config-mon-erspan-src-dst)# no vrf Monitor

•C. Device(config-mon-erspan-src-dst)# erspan-id 300

•D. Device(config-mon-erspan-src)# no filter vlan 130

正解

✅D. Device(config-mon-erspan-src)# no filter vlan 130

正解の解説

•filter vlan コマンドは、監視対象トラフィックの中から特定のVLANのみをフィルタリングして送信対象にする機能です。

•今回の構成では VLAN 110 と 120 が source に設定されているにもかかわらず、filter vlan 130 によって、VLAN 130 以外のトラフィックが除外されてしまっています。そのため、VLAN 110/120 のパケットがERSPANで送信されない状態です。

•no filter vlan 130 により、全ての source vlan のトラフィックが対象になります。

他の選択肢の解説

A. mtu 1500
 MTUサイズは1400でも一般的に問題なく動作します(IPヘッダやERSPANヘッダを含めても収まる範囲)。パケット未送信の原因ではありません。

B. no vrf Monitor
 vrf Monitor が明示的に使われており、これは経路制御や分離のために有効な設定です。削除すると逆にルーティングできなくなる可能性があります。

C. erspan-id 300
 ERSPAN IDの範囲は 1〜1023 が推奨されており、50 でも問題ありません。IDの変更自体は必須ではなく、トラフィック送信に影響しません。

Question12

設問

Q12.あるネットワーク技術者が、ほぼ正方形の会議室にWi-Fiを行き渡らせるため、アクセスポイントを1台、部屋の中央に設置しようとしています。このような状況で、電波を部屋全体に効率よく届けるために最も適したアンテナの種類はどれですか?

•A. 集中送信型アンテナ

•B. 線形送信型アンテナ

•C. 偏向波制御アンテナ

•D. 無指向性アンテナ

正解

✅D. 無指向性アンテナ

正解の解説

•無指向性アンテナは、全方向(360度)に電波を均等に放射するタイプのアンテナです。

•部屋の中央に設置した場合、四隅までバランスよく電波を届けることができるため、今回のような「正方形の部屋で1台のAPを使用する」という条件に最適です。

他の選択肢の解説

A. 集中送信型アンテナ
特定の方向に信号を強く飛ばすタイプであり、中央に設置するには不向きです。

B. 線形送信型アンテナ
主に廊下や細長い空間向けに設計されており、正方形の部屋ではカバレッジにムラが出やすいです。

C. 偏向波制御アンテナ
電波の振動方向や反射対策に重きを置いたアンテナであり、空間全体への均等な電波到達には不向きです。

Question13

設問

Q13.ある企業では、Wi-Fiで通信されたデータを、アクセスポイント自身が接続されているスイッチポートから直接ネットワークに流したいと考えています。この要件を満たすために、どの動作モードのアクセスポイントを使用するのが適切でしょうか?

•A. 自律分岐モード(Local-Split Mode)

•B. 電波解析モード(Spectrum Watch Mode)

•C. 通過接続モード(Transparent Relay Mode)

•D. 状況監視モード(Passive Survey Mode)

正解

✅A. 自律分岐モード(Local-Split Mode)

正解の解説

自律分岐モードでは、アクセスポイントが無線と有線の間でトラフィックをローカルに処理します。
つまり、Wi-Fiで受信したトラフィックはコントローラを経由せず、アクセスポイントが接続されているスイッチポートから直接外部ネットワークへ転送されます

•これは、帯域や遅延の最適化、ローカルブレイクアウトが必要な拠点に適しています。

他の選択肢の解説

B. 電波解析モード(Spectrum Watch Mode
→ このモードでは、アクセスポイントはデータ通信を行わず、周囲の電波状況を監視・記録する専用用途です。

C. 通過接続モード(Transparent Relay Mode
→ 本来の「ブリッジモード」に相当し、2つの無線エリア間でデータを中継するため、ローカルブレイクアウトには非対応です。

D. 状況監視モード(Passive Survey Mode
→ モニタリングや電波強度の調査に使われ、データ転送機能は持ちません

Question14

設問

Q14.次のPythonコードを実行すると、どのような出力が得られますか?
for i in range(10):
    print(i)

•A. 0 10

•B. 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9

•C. 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

•D. (0,10)

正解

✅B. 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9

正解の解説

•range(10) は 0 から始まり、10未満の整数を順に生成します。つまり、0〜9 までの10個の数が print(i) によって表示されます。

他の選択肢の解説

A. 0 10
range(10) の最後の数値10は含まれないため、10は出力されません。

C. 0〜10 まで
同上。10は含まれない。これはrange(11)の出力に近いです。

D. (0, 10)
これは range(0, 10) の指定形式を表すだけで、出力とは異なります。

Question15

設問

Q15.あるネットワーク管理者が、構成情報の自動化や一貫性のあるデバイス管理を実現するために、「構造化定義モジュール」(※YANGに相当)を検討しています。このようなモジュールを活用することで得られる主な利点はどれですか?

•A. 特定ベンダー依存の仕様と固定化された設定項目により変更が不要になる

•B. 送信形式と設計モデルを密接に結び付けて処理速度を向上させる

•C. 異なるメーカー間でも共通または業界標準のモデルにより連携しやすくなる

•D. 単一仕様と専用プロトコルに制限することで保守性が簡素化される

正解

C. 異なるメーカー間でも共通または業界標準のモデルにより連携しやすくなる

正解の解説

•YANG(Yet Another Next Generation)モデルの大きな利点は、構成データや状態情報を共通フォーマットで表現できることです。

•これにより、異なるネットワーク機器ベンダーでも、同じ構造でやり取りが可能となり、マルチベンダー環境での相互運用性(interoperability)が大きく向上します。

他の選択肢の解説

A. 特定ベンダー依存の仕様に固定化される
YANGはむしろベンダーニュートラルな設計を推進する仕組みであり、柔軟な拡張が可能です。

B. エンコード形式とモデルを強く結びつけることで処理高速化
YANGはデータモデルに特化しており、エンコード(XML, JSON など)とは独立しています。

D. 単一プロトコルとの結び付けによる単純化
YANGはNETCONF や RESTCONF など複数のプロトコルと連携可能で、単一に限定していません。

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本日もお読み頂き、ありがとうございました!

この記事の著者

飯塚 寛也

株式会社iT 代表取締役。ITエンジニアとして現場リーダーを務めた後、ITスクール事業を立ち上げ、事業成長と共に上場企業へ転籍及びM&A。
延べ1000名以上のIT資格取得者を輩出。転職支援成功者800名超。「全てのエンジニアに成長機会を。」という企業理念の元、エンジニアが成長する為の情報発信を行っている。
保有資格:ネットワークスペシャリスト、CCNP Enterprise、その他

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