CCNA一発合格の勉強法|2026年版の逆算スケジュールと当日の動き方
CCNAは一度で受かりたい。受験料の高さも、落ちて同じ範囲をやり直すしんどさも、あなたはもう分かっているはずです。結論から言うと、CCNAの一発合格は運ではなく設計で決まります。ヤマを当てにいくのではなく、落ちる原因を一つずつ潰す作業です。この記事では、一発合格する人に共通する行動、逆算スケジュール、本番120分の時間配分、前日と当日の動き方までを手順で示します。
この記事の結論
- CCNAの一発合格は才能ではなく「受験日を先に決めて逆算する」設計で決まります。
- 落ちる原因は毎回ほぼ同じで、読むだけ・答えを覚えただけ・シミュレーション問題の未練習の3つです。
- 学習時間の目安は、完全未経験で160〜200時間、運用経験ありで80〜120時間です。
- 試験時間は120分。出題数と合格ラインはCiscoが公表していません。点数より「捨てない分野を作る」ことが確実です。
- 受験料は46,860円(税込・2026年8月時点)。落ちると同額がもう一度かかるので、一発合格は最大の節約でもあります。
CCNAの一発合格とは何を指すのか
CCNA一発合格とは、200-301試験を初回の受験で通過することです。押さえておきたいのは、合格率も合格点も出題数もCiscoが公表していない点です。つまり「何点取れば受かる」という目標設定ができません。
だから狙うべきは点数の最大化ではなく、失点源の除去です。1,000名以上を見てきましたが、初回で通る人が特別に頭がいいわけではありません。落ちる要因を事前に一つずつ消しているだけです。
逆に落ちる人は「範囲を一通り読んだから受けてみる」という受け方をします。CCNAは読んで分かることと時間内に解けることの距離が大きい試験で、この距離を埋める作業を受験日までに組み込めているかがすべてです。
一発合格する人に共通する5つの行動
指導の中で、初回で合格した人にだけ共通して見られる行動があります。次の5つです。
- 受験日を先に予約する。 準備ができてからではなく、予約してから準備します。締切がない学習は伸びます。
- 毎日触れる。 週末に8時間まとめる人はほぼ続きません。平日30分でも連続している人が受かります。
- 1周目で理解しようとしない。 参考書の1周目は「地図を眺める」だけにし、2周目以降で手を動かします。
- コマンドを実際に打つ。 Packet Tracerで自分の手で設定します。読んだだけのコマンドは本番で出てきません。
- 間違いを分類する。 「知らなかった」「勘違い」「時間切れ」の3種に分け、種類ごとに対処を変えます。
飛ばされがちなのは4番目と5番目です。特に4番目を飛ばすと、後述のシミュレーション問題で詰まります。学習の型はCCNAの勉強方法で解説しています。
受験日から逆算するスケジュールの作り方
一発合格の骨格は逆算スケジュールです。次の順番で組んでください。
- 1日に確保できる時間を正直に見積もる(平日◯分、休日◯時間)。
- 必要総時間を当てはめる(未経験160〜200時間、運用経験あり80〜120時間)。
- 総時間 ÷ 1日の時間で必要日数を出し、そこに1.2を掛けて予備日を確保する。
- その日付でPearson VUEの受験日を予約する。ここで初めて締切が生まれます。
- 受験日の2週間前を「模擬試験と弱点潰しだけの期間」として先に確保する。
- 残った期間を、インプット・ハンズオン・問題演習に3:3:4で割り振る。
期間の目安は下表の通りです。詳しい設計はCCNAは何ヶ月で取れるかも参照してください。
| 1日の学習時間 | 未経験(180時間想定) | 運用経験あり(100時間想定) | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 平日1時間・休日3時間 | 約4.5ヶ月 | 約2.5ヶ月 | 最も再現性が高い配分 |
| 平日2時間・休日4時間 | 約3ヶ月 | 約1.7ヶ月 | ハンズオンの時間を削らないこと |
| 平日30分・休日6時間 | 約3.5ヶ月 | 約1.9ヶ月 | 休日依存は挫折率が上がる |
日程には期限もあります。現行のv1.1が受験できるのは2027年2月2日までで、2027年2月3日からv2.0に切り替わります。現行版で取るならここから逆算してください。なお最終的な出題範囲はCisco公式のExam Topicsが正です。受験前に必ず公式ページで最新版を確認してください。
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落ちる確率が高い分野を先に潰す
一発合格を狙うなら、得意分野を伸ばすより事故が起きる場所を先に潰すほうが効率的です。挫折と失点が起きる場所は、指導の現場では毎回ほぼ同じ4か所です。OSI参照モデルの暗記、サブネット計算、VLANとトランク、ルーティングテーブルの読み方。中でもサブネット計算で止まる人が最多です。
自社の無料問題集InfraGymでも、正答率が低いのは常にサブネット、ワイルドカードマスク、スパニングツリーの3分野です。本番で時間を溶かすのは、たいていこの3つです。
| 優先度 | 分野 | 潰し方 | 到達判定 |
|---|---|---|---|
| 最優先 | サブネット計算・ワイルドカードマスク | 2進数を書かずに解く手順を固定し毎日10問 | 1問30秒以内で正答 |
| 高 | スパニングツリー | ルートブリッジ選出とポート役割を図で説明 | 他人に口頭で説明できる |
| 高 | ルーティングテーブルの読み方 | ロンゲストマッチで転送先を即答する練習 | 表を見て3秒で判断 |
| 中 | VLANとトランク | Packet Tracerでゼロから構築を5回 | 手順書なしで設定できる |
| 中 | OSI参照モデル | 丸暗記せず、機器とプロトコルを層に紐づける | 機器名から層を即答 |
本番120分の時間配分とシミュレーション問題
試験時間は120分です。出題数は公表されていないため「1問◯分」という配分は作れません。代わりに決めるのは、シミュレーション問題(Sim/Lab)をどう扱うかの方針です。
初回で落ちる人に最も多いのが、Sim問題を一度も練習せずに本番へ行き、そこで時間を使い切るパターンです。詰まると残りの選択式に手が回らなくなります。
方針はシンプルです。Sim問題は着手前に「解ける/解けない」を30秒で判断すること。粘らないと決めておくだけで時間切れの事故は減ります。CCNAは前の問題に戻れない形式のため、迷う時間そのものが失点源です。練習方法はCCNAのシミュレーション問題対策にまとめています。
直前2週間・前日・当日の動き方
直前期は新しい教材に手を出さないことが鉄則です。知らないことが増えて不安になり、当日のコンディションが崩れます。やるのは既知の穴埋めだけです。
- 2週間前:模擬試験を1本通しで受け、失点を分野別に分類する。新しい教材は買わない。
- 1週間前:失点が多い2分野だけを集中的に周回する。全範囲の総復習はしない。
- 3日前:Sim形式の設定を通しで3回、コマンドを実際に手で打つ。読むだけの復習にしない。
- 前日:会場の場所・持ち物・本人確認書類を確認し、早く寝る。徹夜と詰め込みは逆効果です。
- 当日:会場に30分前到着。直前に見るのは自分の間違いノートだけにする。
模擬試験は実力測定ではなく、弱点の座標を特定するために使います。点数ではなく、どの分野で何回間違えたかだけを記録してください。詳細はCCNAの模擬試験の使い方で解説しています。
一発合格が最大のコスト削減になる理由
CCNAの受験料は46,860円(税込・2026年8月時点)です。価格改定があるため、Pearson VUEの決済画面で必ず確認してください。
不合格になった場合、翌日から5暦日の待機期間があり、6日目以降に再受験できます。受験料は同額かかるため、2回受ければ合計93,720円です。
見落とされがちなのが時間のコストです。再受験までの復習で学習期間は実質1ヶ月近く伸びます。一発合格を狙うのは精神論ではなく、お金と時間を守る合理的な選択です。費用の全体像はCCNAの受験料でシミュレーションしています。
よくある質問
CCNAは一発合格できる人のほうが多いのですか?
Ciscoは合格率を公表していないため、割合は分かりません。ただし指導の経験では、受験日を先に予約し、コマンドを実際に打ち、シミュレーション問題を練習した人は初回で通過しやすい傾向があります。準備の型で差がつく試験です。
一発合格を狙うなら勉強時間はどれくらい必要ですか?
完全未経験で160〜200時間、運用監視などの経験があれば80〜120時間が目安です。重要なのは総量より連続性で、平日30分でも毎日触れている人が受かります。週末にまとめて8時間という進め方はほぼ続きません。
受験日はいつ予約すればいいですか?
学習を始めた直後、必要総時間から逆算した日付で予約するのが最も確実です。準備が整ってから予約すると締切がないまま先延ばしになります。日程変更は可能なので、まず仮の締切として押さえてください。
本番の時間配分はどう決めればいいですか?
試験時間は120分ですが、出題数は公表されていないため1問あたりの時間は決められません。代わりに、シミュレーション問題に着手して30秒で解ける見込みが立たなければ先へ進む、という判断ルールを決めておくのが有効です。
もし落ちたらすぐ受け直せますか?
不合格になった日の翌日から5暦日の待機期間があり、6日目以降に再受験できます。受験料は46,860円(税込・2026年8月時点)が再度かかり、2回で合計93,720円です。金額は変わる可能性があるため決済画面で確認してください。
まとめ
- CCNAの一発合格は、受験日を先に予約して逆算するところから始まります。
- 点数を狙わず、サブネット計算・スパニングツリーなど事故が起きる分野を先に潰します。
- シミュレーション問題は必ず事前に練習し、本番では30秒で見切る判断ルールを決めておきます。
- 直前2週間は新しい教材に手を出さず、既知の穴埋めだけに絞ります。
- 落ちると受験料46,860円(税込・2026年8月時点)が再度かかります。一発合格は最も確実な節約です。
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