CCNAの勉強時間は何時間?未経験160〜200時間の内訳と最短プラン
「CCNAの勉強時間は、あと何時間残っているのか」。ここが見えないまま参考書を開くと、進んでいるのか遅れているのかが分からず手が止まります。結論から言うと、CCNAの勉強時間の目安は完全未経験で160〜200時間、運用監視や運用保守の経験がある人で80〜120時間です。この記事では時間の配分、学習ペース別に何週間かかるか、同じ時間でも差がつく使い方までを整理します。
この記事の結論
- CCNAの勉強時間の目安は、完全未経験で160〜200時間、運用経験ありで80〜120時間です。
- 総時間よりも「毎日短時間でも触れ続けたか」のほうが結果に効きます。週末にまとめて8時間の人はほぼ続きません。
- 時間はIPコネクティビティ(サブネット計算・ルーティング)に最も厚く配分してください。最大の詰まりどころです。
- 読むだけの時間で埋めると、時間をかけたのに解けない状態になります。手を動かす時間を3割は確保します。
- 現行のCCNA v1.1が受験できるのは2027年2月2日までです。逆算して計画を立ててください。
CCNAの勉強時間の目安は未経験160〜200時間、経験者80〜120時間
CCNAの勉強時間とは、200-301試験に合格するために必要な、インプットとアウトプットを合わせた総学習時間のことです。私が1,000名以上の学習者を見てきた実感では、完全未経験で160〜200時間、サーバやネットワークの運用経験がある人で80〜120時間に収まる人が大半です。
この差は才能ではなく前提知識から出ています。運用の現場でpingやVLANという単語に触れたことがある人は、用語を日本語に翻訳する工程を省略できます。未経験の人は、その翻訳作業に最初の30〜40時間を使います。
逆に言えば、未経験でも最初の40時間を越えれば経験者と同じペースで進みます。序盤の遅さに落ち込む必要はありません。CCNAの難易度が人によって違って見えるのも、この前提知識の差が理由です。
分野別の勉強時間の配分表
総時間を決めても、どこに厚く使うかを間違えると足りなくなります。現行v1.1の出題比率と、私が推奨する配分の目安を並べます。
| 分野 | v1.1の出題比率 | 未経験の目安 | 経験者の目安 | つまずきやすさ |
|---|---|---|---|---|
| ネットワークの基礎 | 20% | 30〜35時間 | 12〜15時間 | 中(OSI参照モデル) |
| ネットワークアクセス | 20% | 30〜40時間 | 15〜20時間 | 高(VLANとトランク) |
| IPコネクティビティ | 25% | 45〜55時間 | 25〜35時間 | 最高(サブネット計算・ルーティングテーブル) |
| IPサービス | 10% | 15〜20時間 | 8〜12時間 | 低 |
| セキュリティの基礎 | 15% | 20〜25時間 | 10〜15時間 | 中 |
| 自動化とプログラマビリティ | 10% | 15〜20時間 | 10〜15時間 | 中(用語が新しい) |
出題比率は公式のExam Topicsに基づく事実で、時間の配分は私の指導経験からの目安です。IPコネクティビティに比率以上を割くのは、ここが合否を分けるからです。自社の無料問題集InfraGymでも、正答率が常に低いのはサブネット、ワイルドカードマスク、スパニングツリーの3分野でした。
学習ペース別・合格までにかかる週数
次に、確保できる時間から逆算します。未経験を180時間、経験者を100時間として計算しました。
| 学習ペース | 週あたり | 未経験(180時間) | 経験者(100時間) |
|---|---|---|---|
| 平日1時間・休日なし | 5時間 | 約36週(8ヶ月超) | 約20週 |
| 平日1時間・休日2時間ずつ | 9時間 | 約20週(5ヶ月) | 約11週 |
| 平日1.5時間・休日3時間ずつ | 13.5時間 | 約14週(3.5ヶ月) | 約8週 |
| 平日2時間・休日4時間ずつ | 18時間 | 約10週(2.5ヶ月) | 約6週 |
| 休日のみ8時間×2日 | 16時間 | 計算上11週(継続率は最も低い) | 計算上7週 |
見てほしいのは一番上の行です。平日1時間だけだと8ヶ月かかり、忘れ直す時間が上乗せされて180時間では終わりません。休日にも触る前提で組んでください。期間の設計はCCNAは何ヶ月かかるかで詳しく扱っています。
「週末にまとめて8時間」が失敗する理由
合格していく人に共通しているのは、毎日短時間でも触れ続けたことです。逆に、平日はゼロで週末に8時間を確保する計画の人は、ほぼ続きませんでした。理由は3つあります。
第一に、6日空くと前回の内容を思い出すだけで毎回30〜60分かかります。第二に、8時間の集中は維持できず、後半は文字を眺めるだけの時間になりがちです。第三に、予定が1回入るとその週の学習がゼロになり、遅れを取り返せなくなります。
時間は「量」ではなく「頻度」で確保するものです。毎日15分でもコマンドを打っている人のほうが、週末型より確実に前に進みます。
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同じ200時間でも差がつく「時間の中身」
200時間かけても受からない人がいます。原因は量ではなく中身です。落ちる人の典型は3パターンあり、いずれも時間の使い方の偏りとして説明できます。
1つ目は、参考書を読むだけでコマンドを一度も打っていないパターン。2つ目は、問題集の答えの位置を覚えただけで、選択肢の順番が変わると解けなくなるパターン。3つ目は、シミュレーション問題(Sim/Lab)を一度も練習せず、本番で時間切れになるパターンです。
この3つを避けるだけで必要な勉強時間は実質的に短くなります。インプット・ハンズオン・問題演習の比率は3:3:4が目安です。進め方はCCNAの勉強方法で詳しく整理しています。
勉強時間を最短化する7つの手順
限られた時間を実際の合格に変えるための順番です。上から順に実行してください。
- 受験日を先に決めて予約する。締切がないと総時間はいくらでも膨らみます。
- 今日から受験日までの週数に、確保できる週あたり時間を掛けて総時間を出す。
- その総時間を、上の配分表の比率で分野ごとに割り当てる。
- 参考書の1周目は理解しようとせず、2週間で最後まで通す。1周目は地図を眺めるだけでよい。
- 2周目からPacket Tracerを開き、読んだ範囲のコマンドを必ずその日のうちに打つ。
- 学習が50%まで進んだ時点で模擬試験を1回受け、弱点の座標を特定する。
- 残り時間の6割を、間違えた分野とSim問題の練習だけに使う。
特に4番が重要です。1周目で完璧に理解しようとして止まる人が非常に多く、そこで消える時間が最も無駄になります。分からない箇所は印を付けて先へ進んでください。
勉強時間が想定より膨らむ人の共通点
予定の1.5倍以上かかる人には共通の兆候があります。最も多いのが、サブネット計算を後回しにしていることです。サブネットはIPコネクティビティだけでなくACLやOSPFの問題文にも顔を出します。ここが曖昧だと後続の全分野で読解速度が落ち、時間が雪だるま式に増えます。
次に多いのが「参考書は何周すればいいですか」という発想です。周回数は指標として役に立ちません。数えるなら「解説を見ずに正解できた問題の数」を数えてください。
3つ目は教材の買い足しです。参考書1冊・問題集1つ・Packet Tracerの3点で足ります。CCNAの独学で失速する人の多くは、この3点の外に手を伸ばしています。
2027年2月の改定から逆算した勉強時間
現行のCCNA v1.1を受験できるのは2027年2月2日までで、2027年2月3日からv2.0に切り替わります。未経験で180時間を積むなら週9時間で約5ヶ月、週13.5時間で約3.5ヶ月です。ここに申込と復習の余裕を2〜3週間足して逆算してください。
Ciscoは、すでに学習中であれば現行試験でそのまま取得することを推奨しています。間に合う計算になるなら、範囲を変えずに走り切るのが最短です。なお、最終的な出題範囲はCisco公式のExam Topicsが正です。受験前に必ず公式ページで最新版を確認してください。
時間の確保が難しい場合は、CCNAの通信講座のように順番と教材が決まっている環境に乗るほうが、結果的に総時間は短くなります。
よくある質問
CCNAの勉強時間は最短でどれくらいですか?
運用保守などの実務経験がある人で80時間前後が現実的な下限です。完全未経験の場合は160時間を下回るケースはほとんどありません。1日2時間・休日4時間のペースなら、経験者で約6週間、未経験で約10週間が目安になります。
1日1時間しか勉強時間が取れなくても合格できますか?
合格できますが、平日1時間だけだと未経験で8ヶ月前後かかり、忘却の分だけ総時間も増えます。休日に2〜3時間を足して週9時間まで持っていくと約5ヶ月に短縮できます。毎日触れることを優先してください。
勉強時間のうち、手を動かす時間はどれくらい必要ですか?
インプット・ハンズオン・問題演習でおおむね3:3:4を目安にしてください。180時間なら約54時間をPacket Tracerなどの設定練習に充てる計算です。読むだけで時間を埋めると、時間をかけたのに解けない状態になります。
200時間勉強しても受からないのはなぜですか?
時間の量ではなく中身が原因です。参考書を読むだけでコマンドを打っていない、問題集の答えを覚えただけ、シミュレーション問題を一度も練習していない、のいずれかに当てはまることがほとんどです。配分を変えれば追加の時間は多く要りません。
今から勉強を始めて、現行のCCNA v1.1に間に合いますか?
現行版の受験期限は2027年2月2日です。未経験で週9時間なら約5ヶ月、週13.5時間なら約3.5ヶ月が目安なので、逆算して残り期間を確認してください。出題範囲は必ずCisco公式のExam Topicsで最新版を確認してください。
まとめ
- CCNAの勉強時間の目安は、完全未経験で160〜200時間、運用経験ありで80〜120時間です。
- 配分はIPコネクティビティに最も厚く。サブネット計算を後回しにすると全分野の速度が落ちます。
- 週末にまとめて8時間ではなく、毎日短時間でも触れ続けるほうが確実に前に進みます。
- インプット・ハンズオン・問題演習は3:3:4。読むだけの時間で埋めないでください。
- 現行v1.1の期限は2027年2月2日。受験日を先に予約して、そこから総時間を逆算します。
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